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蟹図鍔(鐔)
無銘 後代甚吾
Crab motif tsuba
Unsigned Kodai Jingo
鍔
No.
2064
保存
200,000
円(税込)
江戸時代後期 肥後国
鉄槌目地障泥形鋤出彫金銀布目象嵌
縦:71.6mm 横:68.9mm
切羽台厚さ:5.1mm
耳際厚さ:3.8mm
上製桐箱入
Late Edo period
Higo province
Iron
Height: 71.6mm
Width: 68.9mm
Thickness at seppadai: 5.1mm
Thickness at mimi (rim): 3.8mm
Kiri box
Hozon by NBTHK (Kodai Jingo)
撫角形を下部の張った障泥形とし、左右で大きさと形が異なる櫃孔は甚五特有の造形。本作は初代ではないが、古風で飄逸味のある作である。耳に向かってやや肉を落とした鉄地は全面に槌目が打ち込まれ、激しく穿たれた部分は海の泡か、はたまた蟹の吐く泡のよう。片方のハサミが大きなシオマネキは八代の海でも多く見られる蟹だ。流れてきた海藻を思わず掴み取ってしまったのであろうか。巧みな銀布目象嵌は一部が黒色化して渋い輝きを放ち、鮮やかな金布目象嵌と好対照である。
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